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題未定:短編小説【2】|みんなのブログ
題未定:短編小説【2】
13/06/05 03:20
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当初は短く仕上がっていた、このお話。
【2】で完結のはずだったんですけど…お話の展開を変えたくなりました。
なので、途中なんですけど『短編小説』に変更させていただきます。
そゆ理由で、記事のタイトルが違っていますが『題未定:ショートショート【1】』の続きです。
どうか、御了承下さいませm(_ _)m
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歩道の視覚障害者用ブロックで、ガタガタと揺れる車椅子。荒れた路肩のアップダウンも、貴方のお尻に、伝わってるはずだった。
「ね、普段歩いてる時には何ともない道も…車椅子だと、意外とデンジャラスな道になるでしょ?」
「点字ブロックも、障害者向けのものなんだけど…ベビーカーや車椅子の時は、これ自体が障害物になっちゃうの。だから、ベビーカーや車椅子には、これからは、なだらかなエリアを譲ってあげてね」
だけど、楽しみだって増えている。ミニスカ生足で歩いてる女子大生達の後ろに、あたしは、車椅子を近付けていく。
ボンキュッボンの、はじけるようなお尻。ほっそりと控え目な佇まいのロリ気味のお尻。右端のコはいわゆる普通体型だけど、スカート丈がいちばん短くて。歩くたびにパンティが見えそうな感じ。
申し訳程度の布切れに包まれた3つのお尻が、貴方の目前にグングンと迫る。
一瞬一人が振り返ったが、車椅子と分かって、そのまま前を向く。黒目がちで、清楚な顔だちの顔だちのコだった。お尻はあんなに、エロい雰囲気なのにね。
サングラスとマスクで表情の見えない貴方は、揺れに合わせてさりげなくしごきながら、かぶりつきで鑑賞しているようだった。
「いつもと目線が違うってだけでも、世界が変貌して見えてくるでしょ?」
そんな至福のひとときに、突然、邪魔が入った。歩き煙草の男性の手が、すれ違いざまに、貴方の頬をかすめたのだった。
車椅子を端に寄せて停め、確認をする。マスクとサングラスにガードされていて、火傷は全く無かったけれど、貴方の逸物が縮み上がるには充分だったようだ。
「貴方も、喫う人でしたっけ?
手先の位置が、ちょうどお子さんや車椅子の位置になるので…ぼーっと喫ってる人だと、危ないですよね」
慰めに、耳たぶに軽くキスをして囁く。
「もうすぐ公園ですから。あと一息です」
不法駐輪の自転車がはみ出して、通れなくなっていたので、あたしはあたりを見回して、親切そうなおばちゃんをつかまえた。やり方を説明し、迂回の為に、車椅子を一緒に押し上げてもらった。
「停める方は、悪気が無いんですよね。普通に歩ける人は、簡単に避けられますから。車椅子の大変さが判っていないだけ」
このおばちゃんも、きっと、普段は気にせず停めるタイプの人だ。でも、一緒に車椅子を押し上げてみて、大変さに気付いてくれたみたい。
そう、みんな知らないからやってしまうのだ。知っててやらかす人ばかりではない。まだまだ、車椅子や障害者が『一般的』と認識されてないから。
ヒラヒラと、アナタの膝にかけたストールが、6月の風をはらんでいる。
ズレないようにちゃんと留めてあるし、もちろん、透けてもいないけど。
麻は、風を自由に通す素材だから、空気の流れをふんだんに受けてる貴方には、露出感満載に違いない。
たっぷり浮かせて、車椅子のひじ掛け部分に留めてあるから、エレクト状態はわからなかった。少しは快復したのかしら?
おばちゃんに丁寧にお礼を言って別れ、あたし達は、公園に入って行った。
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