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題未定:短編小説【5】|みんなのブログ
題未定:短編小説【5】
13/06/08 22:29
「さて…水分補給をしましょうか」
再び車椅子に戻ってもらう。あたりに本当の身障者らしき人がいないことを確認しながら、自販機に向かう。500mlのペットボトルを買い、その場で飲んだ。二人とも、思ったよりも喉が渇いていた。
「次は、どこに行くんですか?」
「まずは、多目的トイレです」
「多目的トイレ?。普通のトイレでは駄目なんですか?」
「ええ。あたしも一緒に入りたいので」
「みーな★が…一緒に?」
貴方の声がかすれていた。少し誤解させてしまったかもしれないが。淫らな事も少しはするから、まあ、いいか…。
「大した事はしませんけど。いつまでもノーパンでは落ち着かないでしょ?身支度を整えたいので、少し、立ち寄ります」
本来、そこを本当に必要としている人達の為の施設だから、あたし達が長時間占拠してしまうのは、避けたい。
今の時代は、みるからに不自由な外見の人だけが障害者というわけではない。渡哲也さんみたいに、ダンディで爽やかなストーマ使用者もいる。
医学の進歩が、これまでは『かろうじて生きているだけ』だった人達にも『生き延びたからこその愉しみ』をもたらしつつあるのだ。
だが、それには、専用の器具や施設や、周囲の配慮が不可欠だと思う。その不自由さを知らない者には、なかなか分からぬ苦労がある。
幸い、トイレに行きたがってる人は、いないようだった。今なら、外の気配に気を配っていれば、いけそうだ。誰もこなければ、15分〜20分くらい大丈夫かもしれない。
ドアに鍵をかけ、貴方を車椅子から解放した。
「まずは、今のパンツを脱いで。今度は、こちらを下着は無しのまま、履いて下さい」
あたしは、大きめのスウェットだけを渡した。
「履いたら、壁際で待ってて下さいね」
いぶかしながら、貴方は、言われた通りに履き替えを済ませた。バッグから幾つかのアイテムを出したあたしは、貴方を壁際に導き、自分自身の手を洗う。
「両手を壁につけて下さい。足は、肩幅より大きめに開いて、ぐっと腰を落として…そのままの姿勢で…今からアナルに触りますけど…リアルのアナルは初めてでしたよね」
貴方のスウェットを少し下ろした。両手を、ローションでビタビタにする。
「え?こ、こうですか…」
戸惑いながら、従う貴方。背後から身体を密着させながら、タマタマを撫で、お○んぽを掴んだ。
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