スーパーにて。

カットフルーツのコーナーに行ったら、おじいちゃまが、ひとりでずっとブツブツ言ってて。

おはなしを聞いたら、おうちで待ってるおばあちゃまと食べるスイカが欲しいらしいのですが。
１パックの量が多すぎて、決めかねているとのことでした。

確かに！

スイカは切ったらすぐ食べないと、次の日には無惨な味になっちゃいますから。
おじいちゃまの逡巡は、よく分かります。

なので、一緒に買って、半分こする事にしました。

レジでお金を払って、お金を割り勘して。あたしの分を透明ビニールに移して、作業完了。

スイカが１切れ余ったので「あたしは一人だから、これは、おばあちゃまの分」って言ったら、うれしそうに笑ってくれました。

んで、おじいちゃまが買ってたアメリカンチェリーのパックから、２粒、手のひらに乗せてくれました。

「お腹が痛くなったらいけないから、よーく洗って食べるんだよ」って。

一瞬、あたしのおじいちゃんの声がしたのかと思いました。

あたしの母方のおじいちゃん、もう死んじゃったから、会えないの。

夏グミを摘んで帰った幼稚園児のあたしに「お腹が痛くなったらいけないからね」って…。
『男子厨房に入らず』の人だったのに、丁寧に洗ってくれたおじいちゃん。

懐かしい１コマがよみがえって、胸の奥が熱くなりました。

半分こ、たまにはやってみるもんですね。思いがけないゴホウビを貰った、本日のみーな★でした。