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おじいちゃんと一緒|みんなのブログ
おじいちゃんと一緒
13/07/30 14:17
今日は、一日、おじいちゃんと一緒。
…って言っても、あたしの親戚とかじゃなくて。血は繋がってない全くの他人さまなんですけどね。
いま、あたしが寝起きしてる建物を昔から担当している、何でも屋さんみたいな感じの職人サンなんです。
平均寿命をはるかにこえてて、身体もあちこち動かなくなってる感じだけど。
「動けるうちは、自分がやりますから」
って、毎月通って来て下さいます。
元々は、バリバリ働いてらした職人さんらしいのですが、今は、どうにも危なっかしくて。
高所の作業や力仕事は、とてもじゃないけど、お願い出来ません。
彼が無理なく出来そうなお仕事を選んでおくのが、ちょっと大変。
で、今回は、蛇口の取り替えをお願いしたのですが…
朝から今まで作業して貰っても、接続部分からドボドボと、水が溢れていまして(-_-;
(むしろ、蛇口から出る水のほうが少な過ぎるだろ!)
って感じなんですけど。
彼に言わせると、
「これ以上はもうどうしようも無いんです」
ってことでして。
蛇口上部をタオルで巻きワイヤーで留めて、終了されそうな模様です(^^;
はっきり言って、あたしがやったほうがまだまだ全然マシだったりします。
でも…確かにちょっとは困るんだけど…だからって、怒る気には、ちっともなれないの。
おじいちゃん、本当に一生懸命だし。真面目だし。優しいし。
まあ、仕事は当てには出来ないんだけど。何だか、本当のおじいちゃんみたいなんだもの。
あたしのリアルのおじいちゃんは、母方のは、ちょっとカリスマな人で、仕事忙しくて、あんまり家にはいない人だったから寂しかったし。父方のは、ドラマに出てきてもおかしくないような、末期アル中のダメ男だったから、可愛がってもらった記憶なんて無いんですよね。
だから、来るたびにあたしを気遣ってくれる、この穏やかで優しいおじいちゃんを眺めていると、自分が子供時代に求めていた『理想のおじいちゃん』と一緒にいるような気持になれて、心が癒されてるのかもしれません。
「動けるうちは働かないと」
が、口癖のおじいちゃん。
来月も、元気で会えますように。
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