"> 面白いオジサン|みんなのブログ

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ゆぁ どーるきらきら
by みーな★
面白いオジサン
13/08/26 16:07
あたしんち、親戚がとっても多いんです。

割と集まる人達だけでも、何十人。これは、一家から一人…みたいなカウントでの数なので、仮に、全員集合!みたいな事態が起きれば、きっと、何百〜千人台の規模になることでしょう。

兄弟間の絶縁さえ起こる今の世なのに。何代も前からの付き合いをいまだに律義に続けているという、時代に忘れられたような一族なんです。

んなわけで、初対面の親戚と逢う…という場面も、ぜんぜん珍しくなくて。今回も、面白いオジサンと、顔を合わせました。

モノ作りに徹してる企業の海外事部に所属の為、ずっと諸外国を飛び回っていて、なかなか日本には帰れないって話で。
噂に聞いてはいましたが、いつも噂に聞くだけだった人。

今回は、偶然の帰国中だったそうで、赴任先でのあれこれを聴かせて貰えました。

大抵の国に、やっぱり、人種差別があって。常識は天と地の開き以上に違うし、簡単に約束を忘れてしまったり、故意に破る人達もいっぱいいて。

特に、アジアの何ヵ国かでは、行く先々で過去の憎悪をぶつけられ罵られ。命の危険も意識しつつ、製品の説明をする…みたいなのが日常と化したり。

それでも肚を割り、誠意を尽くすことで、わかってくれる人も。けっして少なくなく。
製品の良さや彼の人柄にふれたことで積年の怨みを解いて、

「兄弟になろう!」

と言われたりもするんだそうです。

「ゼロからではなく、マイナスからのスタートであっても。相手を理解し、自分も知って貰うことで、いろんなモノが変わるよ!」

と、瞳をキラキラさせながら語るオジサン。

王蟲の群れの前に何回も降り立ちながら、その度、生還を果たしてきた人の言葉にはクモリが無くて。

結局、彼も、人が好きなんでしょうね。
この一族に流れる血の一徹さと信念を、まんま、象徴してるような人。

次にいつ会えるかは、わからないけれど。
願わくは、凶刃凶弾に倒れることなく、これからも世界を飛び回り、最期は、静かに畳の上で終えて欲しい。

(それか出来る世の中であって欲しい)と、祈らずにはいられないあたしです。



 




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