"> さらば青春の光|みんなのブログ

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ゆぁ どーるきらきら
by みーな★
さらば青春の光
13/12/11 22:51
『モッズファッションがよくわかる映画』ということで勧めてもらったので、借りてみました。当時の若者特有のナーバスな世界観が、リアルに描かれている作品です。

モッズフリークな主人公が、短絡的な視野しかもてないまま、ロックンローラー達と抗争したり、仕事を辞めてしまったり…みたいな展開が痛々し過ぎて。
いたたまれなくなって、薬局を襲った場面であたしは観るのをやめてしまいました。

音楽にせよ価値観にせよ『狭い範囲しか認めず、自分と異質な存在は、頭ごなしに排斥する』という姿勢は、結局、若者達が忌み嫌う『頑固親父』とおんなじ。
本人達は斬新なつもりでも、そこには、柔軟性も発展性もありません。

そして、責任や生産性を伴わないぶん、子供がこねる駄々の域から全く出てない訳で。

何だかんだバカをやりながらも要領よく渡ってく他の若者に取り残されていくのは、主人公のなりたがってる『大した奴』というのが、彼のイメージ上でしか成立しない、砂上の楼閣だから。

世の中や自分を客観視出来ない彼は、ひとりよがりな価値観に振り回され、どんどん空回りしていきます。
それでもそこに固執し、その路線で貫こうとするなら、確かに『バカは死ななきゃ治らない』って事なのでしょう。

『ストーリーは大したことない』って言ってる人もいますが、そゆ視点で注意深く見れば、なかなか哲学的で深い映画。

主人公には拒否反応を起こしてしまったあたしですが、流れてる音楽はゴギゲンでした。

こんどCD屋さんに行ったら、THE WHOのアルバムを探してみたいと思います。



 




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