お土産に、鮒寿司(ふなずし)をいただきました。

噂に聞いた事はありますが、実物を見るのは初めてで。主食＋副食が合体してる握り寿司のようなモノかと思っていたら、ぜんぜん違いました。

春先に琵琶湖で獲れたニゴロ鮒を３〜４ヶ月塩漬けした後に、酒米に漬け直してあります。発酵して酒粕状になった飯の上に、薄くスライスされた子持ち鮒の切り身が並んでいました。

くさやほどの臭気では無いものの、納豆よりは、断然、強烈！！
それに、フツーの人なら飛び上がって天井に頭をぶつけそうな勢いの酸味なんですよね。

でも、鮒に含まれる蛋白質が、発酵で分解されていまして。なるほど、それらが相混ざると、チーズを彷彿させる豊潤な味わいです。
熱々のごはんに添えてお茶漬けにしたら、なかなかイケました。

お土産にくれた人が、

「何物にも換え難い至宝の味ですよ」

と、表現してましたが。

あたしはこんなに高価な鮒寿司の虜にされないよう、気をつけなくちゃ！

とはいえ、既に、ちょっとお気に入りなのです。
また お土産で貰わないかなぁ(笑)