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ムートンファーの丸洗い【1】|みんなのブログ
ムートンファーの丸洗い【1】
14/02/12 23:57
こないだあたしがムートンを丸洗いした方法を載せておきます。
あたしは成功しましたが、素材・染色・加工の状態によっては著しく風合いが損なわれる可能性もあるので、全ての人にお勧めする訳ではありません。
あくまで『参考までに』という範囲ですので、アナタのファーを実際に丸洗いするかどうかは、自己責任で決めてクダサイ。
【今回洗ったみーな★のファーの特徴】
◆素材…ムートン(羊)
◆サイズ…約120cm×25cm
◆毛足…約4cm
◆無染色・無加工
◆品質…そんなに高級ではない。小売価格で、5〜6万円程度のもの。
【用意したもの】
◆汚れを摘まみ取る為のタオル(あたしは浴用サイズのタオルを6枚使用)
◆ノンシリコンのアミノ酸シャンプー。
(あたしは、40cc使いました)
◆しっとり用のヘアトリートメント。もちろんノンシリコンのもの。
(あたしは、自分のトリートメントに換算したら20回分の量を使いました)
◆良質のオイル
(あたしは、自分のオイルトリートメント用のスクワランオイルを35cc使いました)
【手順】
@まずは、固く絞った清潔な濡れタオルを使って、固形の汚れを摘まみ取る。あらかた取り除いたら、液体の汚れも取り除く。
あたしは、タオルを何枚も用意しておいてどんどん取り替え、一度タオルに移った汚れがファーに再び付着しないように、気を付けて作業しました。
A10Lの容器に35℃程度のお湯を張り、シャンプー液を入れて、よく溶かす。あたしは、大鍋を使いました。
でも、ちょっと狭かったので、用意出来るなら、もっと大きい容器が良いかも。
Bファーを入れて、掴み洗いをする。残ってた固形分が出て来た時は、再汚染しないように、こまめに取り除きながら作業しました。
Cだいたい洗ったら、ファーを取り出して軽く手でお湯を切り、洗濯液は捨てる。
容器をすすいでから最初のシャンプー液と同じ温度のぬるま湯を満たし、再びファーを入れて振り洗いしてすすぐ。
Dお湯をかえてすすぐ作業を4回繰り返した後、ファーの毛足面と裏側の革の面にトリートメントをたっぷりと塗り込み、数分おく。
Eお湯を変えながら3回すすいで、ネットにいれて、洗濯機で3分間脱水
Fエアコンの下に吊るし、暖かい風を当てながら、毛足を根元から立てるように指で、全体を整えてゆく。
G半乾きの手前あたりから、上質のオイルをたっぷりと刷り込みながら乾かしてゆく。オイルが足りないと毛が抜ける原因となり、革も硬くなってしまうので、たっぷりと。
あたしの場合(これじゃ、乾いてからもオイル漬けでベタベタになるのでは?)って思う位沢山のオイルを塗り込みましたが。ちっとも塗り過ぎではありませんでした。
Hぱっと見乾いた状態になっても、革の内部までが乾くのには時間がかかるので。トータルで3〜4日は乾かしたほうが無難です。
濡れた状態で紫外線に当たると大きなダメージが来るので、外には、ぜったいに干してはいけません。
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