時々通る細道を、今日もひとりで歩いていたんです。

どのくらい細いかというと、車は、ぎりぎり１台通れるかな…って位の幅で。

ごくごくたまに自転車が通るだけなので、真ん中を歩いてたあたしも悪いのですが、後ろから派手にクラクションを鳴らされたので、ビックリ！

振り返ると、ハンドルを握ってるのは、見掛けない顔のおじいちゃまで。険しい顔で、睨まれてしまいました。

慌てて飛び退き、でも、この道はこの先は行き止まりだし方向転換のスペースも無いので教えてあげようと思って窓を叩いたら…開けてくれないし、さらに凄い形相で睨まれてしまい。

(この先はクネクネだし、両脇の側溝にはフタが無いから、今引き返さないと、バックで退るのは大変なのに…)

と、思いつつ、伝えるのは諦めるしかありませんでした。

心配しながら歩いて行ったら、案の定、横のお家の人が出してるプランターにぶつけて壊した上、しっかり脱輪なさってました。

いつもだったら、お声を掛けて手助けするのですが。この上八つ当たりされたら面倒なので、ナンバーをしっかり憶えてから、横をすり抜けて行き過ぎました。

あのおじいちゃまの人生は、ぜったい、いろいろ損してる気がします。
あんなに血相変えて突進しなくても、ちょっと、行く手や周りも眺めてみたらいいのに。