『殺せば、あの世で一緒になれる』

その発想が、そもそも、謎です。

『この人が死ぬほど好き』

って気持ちに押し潰されたから死ぬというなら、自分一人で死ねばいいのです。

自分の感情や都合だけをゴリ押しして、相手の意思を抹殺するのは、愛ではなくて、暴力。モンスターなクレイマーと同じになっちゃってます。

そもそも。

現在、地球の人口は、７０億を超えてると言われていて。

半数の３５億人余りが、異性だったとして。

『これまでに、直接、リアルで深く関わった相手は、その中の一体何人なのか？』

って話なんです。

３親等以内は結婚出来ないので、親きょうだいやおじさんおばさん、姪っこ甥っこは除外するとしても。
大概の人には、３５億人以上の、全く未知の異性がいるわけで。

むしろ、たまたま目の前にいる身近な異性と赤い糸が繋がってる可能性のほうが、確率的には低いはずなんです。

その人にフられたって事は、おそらく『もっともっと相性が良い別の人と、糸が繋がってる！』って事だと思いますよ？

大して世界を知らないままで、目の前のちっぽけな思い込みにとらわれて…底に沈んで塞いでしまうのは、愚かなこと。

これまでに負った傷の痛みを、そのまま恨みにして溜め込んでるだけじゃ、前に進める訳がありません。最愛の誰かを包んで一生護るっていうなら『堪える』ってスキルは必修科目。

なぜなら、愛には、もっともっと過酷な試練の数々が、行く手に待ち構えているのだから。

しっかり自分を磨いてアンテナも磨いて、まだ見ぬ人と出会う時に備えて。在るべき自分に育っていく為には、毎日を大切に生きなくては、ね？