去年 知り合いが結婚すると聞いて。
遠方だったのでお式は失礼して、幾らか包ませてもらったのですが、その後の連絡は、全く無く。不審に思っていたら、風の噂で、

(御相手の親御さんに断られて、破談になったらしい)

と、聞かされ、胸を痛めていました。
それが、昨日、

「やっと、結婚式を挙げました」

と、懐かしい字の手書きの手紙と、ギフトカタログが届き。詳しい経緯が記されていました。

結婚式の直前に、御主人が事故にお遭いになって。しばらく意識が戻らなかった上に、障害の可能性を宣告された為、先方の親御さんから、破談の申し入れがあったそうなのです。
でも、彼女は拒んで御主人に寄り添い、二人で懸命にリハビリに励み、社会復帰。
先日、晴れやかに、入籍と式が執り行われた…という話でした。

以前は、天然でおっとりしてた彼女。でも、今夜話した電話では、見違えるほどしっかりしていて、語らぬ間にあっただろう苦労と、彼女の成長が伝わって来ました。

人生は、平坦な道ばかりではないんだろうけど。結ばれた絆を大切に育み、やっと家族になった彼女達が、これからも幸せでいられるように…あたしは、祈らないではいられません。