帰り道。
行きは普通に通れた道が、通行止めになっていました。道路に不具合が出たらしく、緊急工事を始めたのだとか。

警備スタッフさんが案内してくれる迂回路を通れば済む話なのに、あたしの前の車のドライバーさんが、延々とくってかかっています。

「俺サマはここを通るつもりなのに、それを邪魔するお前達は、とにかくけしからん！」

みたいな内容を、一方的にがなり立てていて。態度も内容も、ただただ我田引水。

結局、

「今回に限り、許してやる！」

で、カタはついたけど。狭くて追い抜けない道だったから、後ろは長蛇の列になり、とっても迷惑なドライバーさんでした。

道の不都合に気付いて通報してくれた人がいたのは、あたしはラッキーだったと思うし。すぐ駆けつけて危険防止をとり、工事して貰えるのも、むしろ、有難いことだと思うのですが。
あの彼は、敢えて危険な道に踏み込んで、わざわざ事故に遭いたかったんでしょうか？

血の気がそんなに余っているなら、もっと世の中に役立てればいいのに。