">
『愛妻家の朝食』
^16/12/17 00:09
椎名林檎さんの 古い曲です。こないだ、
「最後まで聞いてゆくと…この奥さんは、実は、旦那さんを愛していなかったって判る」 って意見が ネットにあげられてるのを見ました。 他にも、 「主人公は 実は、愛人」 って意見もあったりします。 あたしは むしろ、タバコを喫う愛人の家に入り浸り 露骨に朝帰りする夫を待ち続けた妻の歌…と思っていました。 穏やかに夫を包み込み 何事もなかったかのように振る舞ってきた妻の心は、とうとう、寂しさと辛さで張り裂けてしまうのだけど。 夫や愛人を責めるのではなく、むしろ、これ以上は理想の妻を演じていられなくなった自分を許せせず、発作的に 自分を壊して消してしまう…というようなイメージ。夫を愛してないのではなく、むしろ 深すぎる愛が、却って夫に疎まれたのかも。 この曲も含めて『真夜中の純潔』は3曲とも好きで、今さらながら、また聴いています。 彼女の作品は 言葉遊びが多いので、意味を求めてはいけない曲もたくさんあるけれど。 この曲は、今も昔も、聴く人がそれぞれの世界に浸っているようです。
コメント(0)|コメントを書く
ブログ検索
(C)みんなのブログ
All rights reserved. |